もしかして、理想の家って 漠然としてませんか? 世の中の素敵な家を見すぎて、自分が何が好きか分からなくなった…
でも、本当は心の奥底で「これだ!」って思える、あなただけの家が欲しいはず。
大丈夫。その迷い、私と一緒に解決していきましょう。
中堅メーカー勤務の課長職、健一さん(仮名・42歳)。年収は600万円前後で、奥さんと小学生のお子さん2人の4人家族。
今は築15年の2LDK賃貸アパート(家賃11万円)で暮らしていますよね。
最近、同僚や部下が次々と注文住宅を建てて、「新築祝い」に呼ばれるたびに、なんだか狭いアパートに帰ってきて、少しだけ惨めな気持ちになったりしませんか?
「そろそろ家が欲しい」と思う反面、「今から35年ローンを組んで完済できるのか?」「子供の学費もかかるのに無理ではないか」と、ふと恐怖を感じて動けなくなってしまう。
不動産屋に行くと強引に売りつけられそうで怖くて、ついついネットで情報収集ばかり。でも、結局何から始めればいいかわからず、数年が経過してしまった。
そんな状況、もしかしたらあなたも経験しているかもしれませんね。
今のあなたの「心の叫び」ではないでしょうか?
- 「北欧風もモダンも和モダンも…どれも素敵に見えて、結局自分たちが本当に何を求めているか分からない。」
- 「インターネットや雑誌を見すぎて、情報過多で頭がパンクしそう。もう選べない!」
- 「デザインテイストの表面的な魅力に惑わされて、肝心な『暮らし』のイメージができてない気がする…」
- 「建築家やハウスメーカーの人にどう伝えたらいいのか分からない。変に思われないか不安。」
これ、実は家づくりを始める多くの人が経験する、ごく自然な「迷子状態」なんです。
大丈夫。焦る必要はありません。むしろ、この「迷い」は、あなたが本当に納得できる家づくりをするための、大切なプロセスだと私は思っています。
なぜ大家である私が、あなたに「焦らないで」と伝えるのか?
それは、家づくりは単なる「デザイン選び」じゃないからです。
「将来の安定に対する本能的な警告」だと私が捉えている「賃貸が恥ずかしい」という感情の裏には、実は「将来の自分と家族が、どんな暮らしをしたいか」という、本質的な問いが隠されていると私は考えています。
私自身、平日は普通の会社員として働きながら、週末は大家としてアパート経営を30年近く続けてきました。
若い頃は「賃貸で身軽に生きるのも賢い」と考えていた時期もありました。でも、大家として「高齢者が賃貸を借りるハードルの高さ」や「家賃という掛け捨てコストの総額」を目の当たりにして、考えを改めたんです。
そして、本業の忙しさの中で不動産投資を軌道に乗せるため、泥臭い交渉や失敗も数えきれないほど経験してきました。
だからこそ、あなたの「家づくり迷子」の気持ちも、そして「今から35年ローンなんて…」という不安も、痛いほどよく分かります。
でも、40代だからこそ、サラリーマンという「信用」がある今だからこそ、最強のマイホーム戦略が取れるということを、私は確信しています。
さあ、一緒に後悔しない家づくりの「好き」を見つけ出す旅に出かけましょう。
なぜ家づくりのコンセプトは決まらないのか?【選択のパラドックスの罠】
「北欧風」「モダン」「和モダン」「シンプル」「カフェ風」…
家づくりの情報って、本当に星の数ほどありますよね。どれもこれも魅力的で、「素敵だな」と思うものばかり。
でも、それがコンセプトが決まらない一番の原因なんです。
心理学には「選択のパラドックス」という現象があります。
これは、「選択肢が多すぎると、人はかえって決断が難しくなり、決断後の満足度も低下する」というものです。
スーパーでジャムを選ぶときを想像してみてください。
もしジャムが3種類しかなかったら、比較的簡単に選べますよね?
でも、50種類のジャムが並んでいたらどうでしょう?
「どれも美味しそうだけど、本当にこれでいいのかな?」「もしかしたらもっと良いのがあったんじゃないか?」
そう思って、結局何も買わずに帰ったり、選んだとしても「これで正解だったのか?」と後悔したりすることってありませんか?
家づくりも全く同じなんです。いや、ジャムとは比べ物にならないくらい大きな買い物ですよね。
だからこそ、情報過多の中で「本当に自分たちに合っているのはどれなんだろう?」と迷い、立ち止まってしまうのは、ごく自然なことなんです。
この迷いは、あなたが「後悔したくない」という強い気持ちの表れでもあります。
本質的なニーズが見えていないから、表面的なデザインに流される
多くの人が陥りがちなのが、「どんなデザインが良いか」という表面的な部分に意識が向きがちだということ。
例えば「北欧風の家が可愛い!」と思って見学に行くと、木の温もりやカラフルなアクセントに心を奪われますよね。
でも、「モダンな家もスタイリッシュで憧れるな…」となると、今度は洗練された空間に惹かれたりする。
これって、それぞれのテイストが持つ「表層的な魅力」に引きずられている状態なんです。
本当に大切なのは、「本当に自分たちの暮らしに何が必要で、どんな体験をしたいのか?」という、もっと本質的なニーズを見つけること。
私が大家として多くの入居者さんと接してきた中で、印象的だったのは、住む家が変わると、その人の暮らし方も変わる、ということでした。
例えば、小さなアパートではできなかった趣味が、広い一戸建てに住んでから始められたり、家族の会話が増えたり。
家は単なる「箱」ではなく、あなたの「生き方」そのものを形作る器なんです。
だからこそ、この迷いは、単なるデザイン選択の問題に留まらず、未来の自分たちや家族のライフスタイル、価値観を深く掘り下げ、明確化する絶好の機会なんです。
この迷いを乗り越えることは、単に「家」を建てるだけでなく、「自分たちらしい豊かな暮らし」を創造するプロセスそのものに繋がると、私は考えています。
迷いを「確信」に変える!直感で選ぶ”好き”を見つける3ステップ
「でも、結局どうすればいいの?」って思いましたよね。
ですよね、お待たせしました。
ここからは、私がサラリーマンとして、そして大家として経験してきた中で、「これなら失敗しない」と確信している具体的なステップをお伝えします。
ポイントは、「直感」と「理性」の両方をバランスよく使うことです。
感情的な「好き」を大切にしつつ、なぜそれが「好き」なのかを理性で掘り下げていく。このプロセスが、後悔しない家づくりに繋がります。
ステップ1:現在の暮らしを「見える化」して、未来のヒントを見つける
まずは、今の暮らしと、漠然とした「好き」を具体的に「見える化」することから始めましょう。
① 現在の住まいに対する「不満点」と「こうだったらいいのに」をリストアップする
紙とペンを用意して、今の家での暮らしについて、家族全員で書き出してみてください。
例えば…
- リビングが狭くて、家族みんなでくつろげない
- 収納が少なくて、いつも散らかっている
- 子供が勉強するスペースがない
- キッチンが使いにくくて、料理が億劫
- 洗濯物を干す場所がなくて困る
- 冬は寒くて、夏は暑い
- 在宅ワークに集中できる部屋がない
- 友人を呼んでも、ゆったりと過ごせる空間がない
どんな些細なことでも構いません。
「こんなこと言っても意味ないかな…」なんて思わずに、全部書き出してみましょう。これは、新しい家で解決したい「課題」であり、家づくりの明確な目標になります。
② テイストに囚われず「好きだ」と感じる画像をひたすら集める(インスピレーション集め)
Pinterest、Instagram、住宅雑誌、モデルハウス…あらゆる場所から、「なんか好きだな」「居心地よさそうだな」と感じる空間、家具、小物、色、素材の画像をひたすら集めてください。
この段階では、「北欧風だから」「モダンだから」といったテイストのくくりは一旦忘れて大丈夫です。
ただただ、あなたの直感を信じて集めていきましょう。
集めた画像を見返すことで、意外な共通点が見えてくるはずです。
例えば、「なぜか、いつも明るい光が差し込むリビングの写真ばかり集めてるな」「木の素材が多い写真ばかりだ」「グリーンがたくさん置いてある空間に惹かれる」など。
それが、あなたの「潜在的な好み」なんです。
これらの惹かれる要素(色、素材、質感、配置、光の入り方など)を、言葉にしてみましょう。
💡 私の経験談:
私自身も、若い頃は漠然と「おしゃれな家」に憧れていました。でも、いざ画像を集めてみると、なぜかいつも「縁側がある家」や「和室がある家」に惹かれている自分に気づいたんです。
「あれ?洋風がいいと思ってたけど、落ち着くのは和の空間なのかも?」と。それが、結果的に「和モダン」という自分の理想のコンセプトを見つけるきっかけになりましたね。
ステップ2:家族と「未来の暮らし」を徹底対話する【ユーザー中心設計の考え方】
さあ、ここが一番大切なステップかもしれません。
家づくりは、家族みんなが主役です。「どんな家が良いか」ではなく、「どんな風に暮らしたいか」を家族で徹底的に話し合いましょう。
デザイン思考の世界には「ユーザー中心設計(UCD)」という考え方があります。
これは、まず「ユーザー(この場合はあなたやご家族)」の深いニーズや潜在的な要望を徹底的に理解することから始める、というものです。
家づくりにおいては、この「ユーザー(家族)」のニーズをどれだけ深く掘り下げられるかが、満足度を大きく左右します。
① 「家で何をしたいか」を具体的に話し合い、優先順位を付ける
家族会議を開いて、以下の質問を自分たちに投げかけてみてください。
- 休日、家族みんなでどんな風に過ごしたい?(例:庭でバーベキュー、広いリビングで映画鑑賞、各自が好きなことをする)
- どんな趣味を家で楽しみたい?(例:読書、料理、DIY、ゲーム、ガーデニング)
- 友人を招くなら、どんな空間で、どんなおもてなしをしたい?(例:大勢でワイワイ、少人数でしっとり、オープンキッチンで料理を振る舞う)
- 子供たちは、家でどんな風に成長してほしい?(例:自由に遊びまわる、集中して勉強する、友達を呼びやすい)
- 朝、夜、それぞれどんな時間を過ごしたい?(例:朝はゆっくりコーヒー、夜は夫婦で晩酌、子供と絵本を読む)
- 家事をもっと効率的にするには、どんな間取りや設備が必要?(例:洗濯動線、収納量、食洗機)
- テレワークや勉強など、集中できるスペースは必要?
- 将来、高齢になった時に、どんな家だと安心できそう?
それぞれの答えが出たら、家族で「これは譲れない!」「これはできたら嬉しい」「これは妥協できるかな」と優先順位をつけてみましょう。
家族それぞれの意見を尊重しながら、共通の「理想の暮らし」のイメージを具体化していくことが大切です。
② 集めた画像と「理想の暮らし」を結びつける
ステップ1で集めた「好き」な画像たちと、今話し合った「理想の暮らし」を照らし合わせてみてください。
例えば、「広いリビングで映画鑑賞したい」というニーズに対して、開放的な窓があるモダンなリビングの写真がマッチするかもしれません。
「庭でバーベキューを楽しみたい」なら、ウッドデッキのある北欧風の家が理想的かもしれませんよね。
ここで、あなたの直感的な「好き」と、具体的な「暮らしのニーズ」が結びつき始め、漠然としていたイメージが、一気に鮮明になっていくはずです。
ステップ3:プロと一緒に「体感」しながら絞り込む【直感の理由を深掘り】
ここまで来たら、あなたの頭の中には、かなり具体的な「好き」と「暮らしのイメージ」が固まっているはずです。
いよいよ、そのイメージをプロに伝える段階です。
① 迷っている現状と「好き」の要素を正直に伝える
建築家やハウスメーカーの担当者には、「正直、まだコンセプトが決まっていなくて迷っています」と伝えて大丈夫です。
そして、ステップ1で集めた画像や、ステップ2で話し合った「理想の暮らし」のメモを全て見せてください。
プロは、あなたの漠然とした「好き」や「希望」を具体的な形にするのが仕事です。
「こういうテイストにも惹かれるし、こういう暮らしもいいなと思って…」と、あなたの今の正直な気持ちを伝えることが、良い提案を引き出す一番の近道になります。
「不動産屋に行くと強引に売りつけられそうで怖い」と感じていた健一さんも、ここまで準備ができていれば、相手のペースに流されることなく、自信を持って話せるはずです。
② 異なるテイストの提案を「暮らし」の視点で比較する
プロは、あなたの要望を受けて、複数の異なるテイストの間取りやパース(完成予想図)を提案してくれるでしょう。
その際、「デザインがかっこいいから」という理由だけで選ばないようにしてください。
ここで重要なのは、それぞれの提案に対して、「この家で、自分たち家族がどんな風に過ごすか?」という視点で評価することです。
- このリビングで、子供たちはどんな風に遊ぶだろう?
- このキッチンで、料理はしやすいかな?
- 朝起きて、この窓からどんな景色が見えるだろう?
- 夜、ここで家族とどんな会話をするだろう?
- 友人たちが来た時、この空間でどう感じるだろう?
そして、パースや間取りを見て「直感的に『これだ!』」と感じたなら、そこで終わらせないでください。
「なぜ、これに惹かれるんだろう?」と、その直感の理由を深掘りしてみるんです。
例えば、「この開放的な吹き抜けに惹かれるのは、家族の気配を感じながら過ごしたいという想いがあるからかも」とか、「このシンプルなデザインに惹かれるのは、将来的にインテリアで自分らしさを表現したいからかも」とか。
この「直感の理由を深掘りする」ことが、後悔のない、より深い納得感のある選択に繋がります。
「自分を知ること」は、家づくりを通して、自分たちの価値観や理想の生き方を再発見する旅でもあるんです。
③ VRや高精度CGパースを活用して「空間体験」をシミュレーション
最近では、VR(バーチャルリアリティ)や高精度のCGパースを使って、完成後の家をまるで実際に歩いているかのように体験できるサービスを提供しているところも増えています。
ぜひ、積極的に利用してみてください。
平面的な間取り図やパースだけでは気づかなかった、空間の広さや光の入り方、動線などをリアルに体感することで、より具体的なイメージが湧き、あなたの「これだ!」という確信を強固なものにしてくれるはずです。
コンセプトは「完璧な答え」ではなく「理想の暮らしへの出発点」
「一度コンセプトを決めたら、ずっとそのままでないといけないのか?」
そんな風に不安に思う人もいるかもしれませんね。
でも、大丈夫です。
家づくりは「オーダーメイドの料理」に似ています。レシピ(テイスト)は星の数ほどあるけれど、本当に美味しいのは、あなたの舌(直感)と胃袋(暮らし方)に合う、あなただけの一皿です。
そして、一度決めたコンセプトも、「完璧な答え」ではなく「理想の暮らしへの出発点」と捉えてください。
家は、あなたの家族が成長し、変化していくとともに、住みながら「好き」なものを足していく、変化を楽しむ場所でもあります。
私自身も、アパート経営をしてきた中で、入居者さんのライフステージの変化に合わせて、部屋の改修をすることも多々ありました。
家は、住む人の成長とともに変化していくものなんです。
特定のテイストに固執せず、複数のテイストの良いところを組み合わせた「オリジナル」の可能性も視野に入れて、設計者と積極的に議論してみてください。
「正解は一つじゃない。けれど、あなたの『好き』はきっと一つだけ。」
その「好き」を育む場所こそが、あなたにとっての理想の家なんです。
まとめ:迷いの数だけ、あなたは理想の暮らしに近づいている
家づくりのコンセプトが決まらないという悩みは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、その迷いは、あなたが「自分たちらしい豊かな暮らし」を真剣に求めている証拠です。
そして、その迷いの数だけ、あなたは理想の暮らしに近づいているんです。
今日お伝えした3つのステップをぜひ実践してみてください。
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ステップ1:現在の暮らしを「見える化」して、未来のヒントを見つける
→ 不満点リストアップ、好きな画像をひたすら集め、なぜ惹かれるか言語化。 -
ステップ2:家族と「未来の暮らし」を徹底対話する
→ 「家で何をしたいか」の優先順位付け、理想の暮らしと好きな画像をリンクさせる。 -
ステップ3:プロと一緒に「体感」しながら絞り込む
→ 迷いを正直に伝え、提案を「暮らしの視点」で評価し、VRなどで体感して直感を深掘りする。
私がサラリーマン大家として経験したこと、そして数多くのアパート入居者様を見てきた中で強く感じているのは、「家は人生の基盤であり、資産である」ということです。
「もう40代だから遅い」なんてことはありません。むしろ、今だからこそ、あなたの「信用力」を最大限に活かして、負けない家づくりができるんです。
家づくりは、旅の計画に似ています。有名な観光地(人気テイスト)を巡るのも良いですが、一番心に残るのは、自分が本当に体験したいこと(暮らし方)を実現できた旅です。
さあ、あなたも一歩踏み出してみませんか?
まずは、あなたの「好き」を見つけるための第一歩から。
※複数社からの提案を比較検討できます。しつこい営業は一切ありません。

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